
長引く不況の影響で、正社員として採用されるケースは少なくなりました。しかし、アルバイトから採用され、社員登用を狙うことは現実的だと言えるでしょう。明確なキャリアプランを設定して、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
アルバイトから社員登用されやすい業種を挙げると、飲食店やアパレル関係など、接客業の仕事が目立つことが分かります。また、警備員や軽作業スタッフなど、体力と経験を要求される業種も正社員になりやすい傾向にあるようです。
IT系の会社も社員登用が期待できる世界。デザイナーやプログラマーなどは門戸が開かれています。技術や実力が問われる部分が大きいので、アルバイトであっても意欲が高い人であれば採用される確率は高くなるでしょう。
いくら実力がある人物であっても、アルバイトから社員登用の実績がない会社では、採用を見送られてしまう可能性が高いでしょう。制度が整備されているのが理想ですが、制度がなくても実績があるというところを選ぶようにしましょう。
アルバイトから社員登用を狙うのであれば、少なくとも同僚のアルバイトは上回っていなければなりません。また、正社員として働けるだけのスキルを持っていること。これを証明しなければならないでしょう。
会社が社員に求めているのは、業務効率を提案できる人物。正社員でも実行できない人が多いですが、日々の仕事の中でおかしいと思う部分があれば、積極的に提案するようにしましょう。アルバイトとして一目置かれる存在になるはずです。
働いていると、仕事の流れが自然に見えるようになるはず。そうすれば、社員やリーダーから指示を受けなくても、自分で行動できるようになると思います。これができる頃には、アルバイトとしてワンランクアップし、社員登用も近付くのではないでしょうか。
会社の立場からすると、使いやすい人材の方が社員として使いやすいです。たとえば、急な残業や早朝出勤など、仕事のスケジュール上、どうしても引き受けなければならないこともあると思います。こういうとき、「できません」と断るよりも、嫌な顔をせずに引き受けられる社員の方が良いことも事実です。